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「転法輪経」について(二之一)
転法輪 (梵Dharmacakra-pra. パDhammacakka-pavattana)とは、広義には釈尊の一生涯の説法のすべてを指すけれども、『転法輪経』という経典は釈尊の最初の転法輪、すなわち五比丘に対する最初の説法を掲げている経典である。仏教者にとっては、この最初の説法がもっとも記念せられるべき重要な事柄の一つであるから、『転法輪経』は後世に至るまで広く伝えられて有名であった。今日の南方仏教では種々の儀式法要において、『転法輪経』が常に読まれているのはその例である。今日知られている諸部派の『転法輪経』が二十数種に及び、諸経典の中でもっとも多く伝えられているのも、本経がいかに広く読まれたかを物語るものである。
「転法輪経」について(二之二)
説一切有部の『転法輪経』は、『雑阿含』中のもの(A2)、『三転法輪経』(B2)、『十誦律』のもの(C4)、『有部毘奈耶雑事』のもの(C5)等に見られるように、a離二辺中道の説法はまったく掲げられていない。前にものべたように、説一切有部の『転法輪経』はaを含まないものである。この点がパーリ等と違っている。
關於《轉法輪經》(二之一)
所謂轉法輪 (梵文為 Dharma-cakra-pravartana, 巴利文為 Dhamma-cakka-pavattana),廣義來說是指釋尊一生說法的全部,但《轉法輪經》部經典是釋迦牟尼佛最初所轉的法輪,即是對五比丘最初說法的經典。對佛教徒而言,因為這最初的說法是更應具紀念性及重要的事跡之一,所以《轉法輪經》直至後代仍廣為流傳、為人所知。例如,在現今南傳佛教的各種儀式上,仍常讀誦《轉法輪經》。到目前所知各部派中的《轉法輪經》有二十幾種之多,各經典中以本經最被廣為流傳、讀誦。
關於《轉法輪經》(二之二)
說一切有部的《轉法輪經》,如岡在《雜阿含》中的部分 (A2),《三轉法輪經》(B2),《十誦律》的部分 (C4),《有部奈耶雜事》的部分為 (C5) 所見:a完全沒有揭載離二邊中道的說法。如前所述,說一切有部的《轉法輪經》並不包含a的部分,這點和巴利原典所載不同。
