「転法輪経」について(二之一)

作者
水野弘元
其他名稱
關於《轉法輪經》(二之一)
關鍵字
摘要
転法輪 (梵Dharmacakra-pra. パDhammacakka-pavattana)とは、広義には釈尊の一生涯の説法のすべてを指すけれども、『転法輪経』という経典は釈尊の最初の転法輪、すなわち五比丘に対する最初の説法を掲げている経典である。仏教者にとっては、この最初の説法がもっとも記念せられるべき重要な事柄の一つであるから、『転法輪経』は後世に至るまで広く伝えられて有名であった。今日の南方仏教では種々の儀式法要において、『転法輪経』が常に読まれているのはその例である。今日知られている諸部派の『転法輪経』が二十数種に及び、諸経典の中でもっとも多く伝えられているのも、本経がいかに広く読まれたかを物語るものである。
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